卓球の『WTTスターコンテンダー 蘭州2023』のシングルスのラウンド32、ダブルスの準々決勝が行われた。
男子シングルスではやはり中国人選手と対戦となった戸上隼輔、英田理志が敗退し、同士討ちとなった篠塚大登VS吉山僚一はフルゲームで吉山に軍配が上がった。張本智和は3‐0のストレート勝ちでラウンド16に進んだ。
次戦、吉山がMA Jinbao、張本は梁厳苧と対戦するが、吉山のラッキーがどこまで続くか見ものだ。
女子シングルスでも中国人選手と対戦した早田ひな、長﨑美柚が敗退したが、張本美和、木原美悠は順当に勝ち進んだ。
次戦、張本美和がシン・ユビン、木原は王芸迪と対戦するが、どちらもチャンスはあると思う。
男子ダブルスの及川瑞基／松島輝空ペアはルブラン兄弟敗れ、女子ダブルスの木原美悠／長﨑美柚ペアは韓国ペアに敗れた。
混合ダブルスの張本智和／早田ひなペアは林高遠／王曼昱の中国ペアに勝利して、準決勝に進んだ。
準決勝はイム・ジョンフン／シン・ユビンの韓国ペアと対戦する。
ここまで全体を見ていると、アジア選手権から出場している選手たちの疲労が目立つ・・・。特にアジア競技大会のシングルス上位者や複数種目参加者の疲労は樊振東の棄権を見ても相当なもののようだ。
黄鎮廷、早田ひなは敗退、孫穎莎も負けそうになるし、ほかの選手たちも普通なら楽勝のところゲームを取られたり、デュースになったりでまだまだ波乱が起きそうだ・・・。
そんな中、張本美和は元気なようだ。次戦、あまり調子のよくないシン・ユビンに勝てば孫穎莎への挑戦権が得られる。ここで孫穎莎に勝つようなことがあればパリへの大きなアピールになるだろう。
また、混合ダブルスの張本智和／早田ひなペアはオリンピック強化のための参加だと思うが、ようやくコンビがあってきたようだ。このまま強化を続けてパリではお家芸といわれるような活躍を見せてほしい。
【2回戦】張本美和 vs イ・シオン｜WTTスターコンテンダー蘭州2023 女子シングルス